老眼鏡は100均で大丈夫?本当は既製品を避けて欲しい【三つの理由】

フレーム選び

こんにちは、inokaです。

50歳を超えてしまうと近くを見る際にはもはや必須の老眼鏡ですが、
もしかして安いからという理由だけで既製品を使っていませんか?

今回はそんな既製老眼鏡の注意点についてお話しましょう。

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本当は既製老眼鏡を避けて欲しい【三つの理由】

既製品の老眼鏡はホームセンターや100均などで
手軽に買えるのが大きなメリットですね。

しかし、実際に使う上で既製品には以下の
デメリットがある事も覚えておきましょう。

  • 度数の精度
  • 「眼の焦点」と「レンズの焦点」のズレ
  • 調整の効かないフレーム素材

度数の精度

お店でオーダーメイドで作る場合、度数は0.25刻みで調整されます。
それに対して既製品の度数は0.50刻みです。

少しの差に感じるかも知れませんが、
眼の調節力の少ない方には眼にかかる負担が変わってきます。

さらに左右の度数の違いや乱視の有無、
見え方のバランスや眼位、輻輳力など

楽なメガネを作る上で重要なそれらの要素は考慮されていません。

「眼の焦点」と「レンズの焦点」のズレ

「眼の焦点」は「瞳孔中心間距離」(PD)と言って
右目の瞳孔の中心から左目の瞳孔の中心までの距離の事を指します。

「レンズの焦点」とは「光学中心間距離」(OCD)と言って
左右のレンズの焦点の間の距離の事を指します。

既製老眼鏡において度数以上に注意したいのが、
この「瞳孔間距離」と「光学中心間距離」のズレなのです。

そもそも既製老眼鏡はその「光学中心間距離」が日本人の平均値で作られています。
ですが「瞳孔中心間距離」は当然ながら人ぞれぞれ違いますので
瞳孔中心に対してレンズの焦点がズレてしまう訳です。

老眼鏡に限った事ではありませんが、
眼に対して焦点位置のズレたメガネは当然ながら眼に負担をかけることになります。

調整の効かないフレーム素材

既製老眼鏡の価格は¥100~¥3,000程度のものですので当然と言えば当然なのですが、
フレーム素材が金属にしてもプラスチックにしても
基本的に素材は安価なもので作られていますので、

掛かり具合の調整などは期待しない方が良いでしょう。

長時間の読書やPCなどをされる方は見え方だけではなく、
やはり掛け心地にもこだわりたいものです。

以上が「本当は既製品を避けて欲しい三つの理由」ですが、
では、いつ既製老眼鏡を使うべきなのでしょう?

次の項ではオーダーメイドの老眼鏡と既製老眼鏡の使い分けについて説明しましょう。

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オーダーメイドの老眼鏡と既製老眼鏡の使い分け

目に負担をかけないためにも、ご自身の目に合わせた
「オーダーメイドの老眼鏡を常用することを基本」として下さい。

既製老眼鏡はあくまで「一時的に使うもの」と認識しましょう。
銀行や郵便局などの出先に置いてある物を「一時的に」と言う前提で使う様にしましょう。

  • 「普段」や「長時間」の使用はオーダーメイド
  • 出先での「一時的」な使用は既製品

と使い分けると良いでしょう。

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まとめ

■オーダーメイドの老眼鏡

お店で作るオーダーメイドの老眼鏡は、
使う方の様々な眼の状態に合わせて度数が決定されます。

またフレームやレンズの素材もそのメッキ処理やコーティングの質など
価格に応じた上質なものが揃っています。

そしてフレームデザインをはじめ、レンズの種類もご自身の好みや
使用環境に合わせて選択することが出来ますし

より目に優しく、かつ実用的な機能を多種追加することも可能です。

さらに心地良い掛かり具合の調整と、
その掛かり具合による見え方までも最適に合わせるため非常に疲れにくく
ご自身にとって一番楽なメガネになる事は間違いありません。

故に、ご自身の眼に合わせた老眼鏡を必ず一つは作っておくことをお勧めします。

なによりご自身のお気に入りのフレームで作ることが出来るのが
既製老眼鏡との一番の大きな差と言えるでしょう。それがメガネをかける楽しみの一つでも有ります。

自分に合った実用的でお洒落なメガネを作りましょう!

デメリットとしては価格が高くなることと、
作るにあたって時間がかかることが挙げられます。

ちなみに価格は単焦点の老眼鏡であっても
一式¥10,000以上のものがお勧めで、
納期は一週間程度で仕上がります。

■既製老眼鏡

既製老眼鏡の最大の魅力はなんと言っても安価であることでしょう。

よくいろんな所に置き忘れてしまう方がお家の各部屋に
一つずつ常備するのにもその低価格はメリットになります。

或いは簡単に買い替えや買い直しが出来るため
扱いが楽(雑に扱える)というのもメリットになります。

そしてオーダーメイドの老眼鏡はメガネ店でしか作れませんが、
既製老眼鏡は量販店や100均、それこそコンビニでも誰でも手軽に購入出来ます。

とてもお求めやすく、お手入れやメンテナンスなども
そこまで気を使わずに使用出来るのも大きなメリットと言えるでしょう。

デザインによっては持ち運びのコンパクトな物もありますので、
出先などで「一時的に」使うのであれば一つ持っておいてもよろしいかと思います。

いかがでしたでしょうか?
オーダーメイドの老眼鏡と既製老眼鏡の違いがお分かり頂けたかと思います。

基本はオーダーメイドの老眼鏡を使うべきですが、
既製老眼鏡もその手軽さは大きな魅力となります。

特に老眼が入りはじめのまだ眼の調節力のある方には
既製老眼鏡でも十分に使えるかも知れませんね。

老眼鏡に限らず、使って楽なメガネがご自身にとって最も良いメガネですので
目に負担をかけない様に状況に合わせて上手に使い分けましょう。

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