【意外に知らないメガネのお手入れ】〜やってはいけないお手入れ方法〜

メガネアイテム

皆さんは普段メガネのお手入れはしていますでしょうか?

その際にちゃんとメガネクリーナーを使っている人は果たして
どれだけいるでしょう?

残念ながら正しいお手入れ方法はまだまだ定着していないのが実情です。

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【意外に知らないメガネのお手入れ】〜これが正しいお手入れ方法〜

メガネを販売する際、必ず店員はメガネクリーナーを勧めます。
それは単に客単価を上げたいからだけではありません。(苦笑)

当然ながら、メガネクリーナーは
メガネを長持ちさせる必須アイテム
だからです。

メガネを長持ちさせる事は、実は見え方にも関わることですので
疎かにする事は出来ません。

ですが、お客様にお手入れ方法を伺うと多くは

「ちゃんと乾拭きしています」
「ちゃんとレンズに息を吐いてから拭いてます」
「ちゃんと食器用洗剤で洗っています」
挙げ句の果てには
「ちゃんとお風呂に入った時にお湯で洗っています」

などなど、、、

お手入れはしてるけど実は正しい方法はよく知らない
という方が多いのが実情です。

〜正しいお手入れ方法〜

まずはじめに正しいお手入れ方法からご紹介しましょう

  • まずはメガネを軽く水で流しましょう。
     これで大まかな汚れやホコリなどの固形物を除去します。
  • 濡れたままのメガネにメガネクリーナーを吹き付けましょう。
     レンズの両面に適度な量でOKです。
  • レンズ面を両面から指で挟みクリーニング剤を馴染ませます。
     力を入れず、軽く馴染ませる程度でOKです。
  • 余ったクリーニング剤をフレーム全体に巡らせます。
     これでフレームの汚れも落とすことが出来ます。
  • ティッシュなどで軽くクリーニング剤の水気を取ります。
     クリーニング剤の多くは泡タイプか液体タイプです。
     専用のメガネ拭きでは水分はあまり吸いませんので
     水気は予めある程度取っておきましょう。
  • 最後にメガネ拭きでキレイに仕上げます。
     ここでも目の荒いハンカチやタオルは避け、
     キメの細かいレンズ用のものを使いましょう。
     その際にも力を入れずに優しく拭き上げましょう。

簡単な汚れや、すぐに水洗い出来る場所がない場合は
いきなりクリーナーを吹き付けてしまっても良いでしょう。

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【意外に知らないメガネのお手入れ】〜やってはいけないお手入れ方法〜

それでは正しいお手入れ方法を理解したところで
前述のお手入れの数々を一つ一つ見ていきましょう。

〜やってはいけないお手入れ方法〜

「ちゃんと乾拭きしています」
 簡単なお手入れ方法として最も多いパターンでは
 ないでしょうか?
 確かにハンカチやTシャツの裾などでパパッと
 拭いてしまうのは簡単でしょう。
 
 しかしーーー
 ちゃんと微細な傷が入ります。

 それはレンズ表面のホコリなどの固形物を一緒に挟んで
 レンズ面に擦り付けているからです。
 レンズにヤスリをかけている様なイメージですね。

 一回や二回の乾拭きでは気づきませんが、
 乾拭きを続けているといつの間にか傷が広がっている
 なんて事も多くあります。

 そして乾拭きで傷が入るのは何もハンカチや
 Tシャツの裾だけではありません。
 それはたとえ専用のメガネ拭きであっても同じ事です。
 乾拭きというその方法そのものが間違っているのです。

「ちゃんとレンズに息を吐いてから拭いてます」
 乾拭きよりも多少はマシかも知れませんが、
 やっている事は乾拭きとあまり変わりありません。
 
 やはり細かな傷が少しずつ入っていく事でしょう。
 

「ちゃんと食器用洗剤で洗っています」
 洗うと言う点ではメガネのお手入れにとってとても良い事ですが、
 食器用洗剤を使ってしまうのは大きなマイナスです。
 しかも原液をそのままレンズに垂らして洗うという方がほとんどです。
 
 「食器用洗剤を使うと油汚れもしっかり取れるしキレイになる」と
 言われますが、もとよりそれが食器用洗剤の目的なので
 それは当然と言えます。
 
 問題なのはコーティングに与える影響です。

 食器用洗剤の液性は大きく三つに分けられます。
 弱酸性と弱アルカリ性と中性です。
 
 使用する液性によってはレンズコーティングを
 傷めてしまう
事があるのです。
 
 すでにレンズに傷が入っていた場合、
 その部分から洗剤が入り込み、コーティングがボロボロ
 剥がれてくる事も、、、
 
 洗剤を使う場合には中性洗剤を使うことと、
 使用する際には原液をそのまま垂らさず
 かなり薄めて使うことが大切です。

 食器用洗剤は文字通り「食器用」です。
 レンズ用ではありませんので基本的に使用は控えましょう。

挙げ句の果てには
「ちゃんとお風呂に入った時にお湯で洗っています」
 ハッキリ言ってこれは論外ですね。
 
 今やメガネレンズのほとんどはプラスチックレンズです。
 お湯で洗えば変形や傷みの原因になります。
 
 さらにレンズとコーティングの熱による収縮率の違いで
 「クラック」と言う、レンズの表面がひび割れたような
 傷が出来てしまいます。

 温泉などに行ってメガネを外さずそのまま入浴されたりすると
 ほぼ一発でダメになります
ので注意が必要です。

 メガネを掛けて入浴したい場合はガラスレンズで作りましょう。

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まとめ

本来衛生的にかつ、見え方を維持するためのお手入れのはずが
正しい方法を知らなければ実は逆のことをしていた
なんて事も多いのです。

こう言ったレンズ自体に傷が入ってしまったり、
コーティングが傷んだり剥がれてしまったものは
元には戻せません。

傷の入る箇所や程度にもよりますが、明らかに見え方や視界にとって
マイナスになる事は間違いありません。

すりガラス越しに見るような見え方になったり、傷に反射した光が
眩しかったりして実害も出てくる事でしょう。

そうなる前に日頃からメガネ専用のクリーナーを使って
正しいお手入れを心掛けましょう。

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