ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズを【徹底比較】

コンタクトレンズ

こんにちは、inokaです。
コンタクトレンズと一言で言っても
現在色んなコンタクトレンズが販売されています。
主にハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズが
ありますが、そのメリットとデメリットをご紹介します。

すでにコンタクトレンズを使っている方も
これから使ってみようかとお悩み中の方も
その違いを確認しておきましょう。

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ソフトコンタクトレンズ(以下SCL)のメリットとデメリット

■メリット

  • 装用感が良く慣れやすい
  • 種類が多い
  • 激しいスポーツに向いている

装用感が良く慣れやすい
 ソフトコンタクトレンズ(以下SCL)は何と言っても
 素材が柔らかいため非常に装用感が良い事が挙げられます。
 
 初装の方でも付けた瞬間から馴染みが良く慣れやすいのは
 SCLの最大のメリットと言えるでしょう。

外れにくい
 レンズ自体が大きく角膜をスッポリ覆うため
 HCLと比べてズレにくく、
 ちょっとした弾みで外れることはほとんどありません。

種類が多い
 1day、2weeks、1monthの使い捨てタイプの他、
 1年ないしは2〜3年継続して使えるコンベンショナルタイプなど
 種類が多く、使う頻度や眼の状態よって選択の幅が広いのは
 SCLの大きなメリットと言えますね。

■デメリット

  • 柔らかいので装脱しにくい
  • 眼が乾きやすい
  • 乱視の矯正が出来ない
  • 眼のトラブルに気づきにくい

柔らかいので装脱しにくい
 SCLは素材自体が柔らかいため
 上手く掴めなかったり、表裏が裏返ってしまったり
 装脱の際の取り扱いには煩わしさが伴い、慣れが必要です。

眼が乾きやすい
 SCLは含水率にもよりますが、装用時間や涙の量によっては
 涙がSCLに吸いあげられてしまい尚且つレンズの表面からも
 水分が蒸発することで涙の層が薄くなりドライアイなどの症状が
 出やすい事も挙げられます。

 対策としては装用時間の短縮をお勧めします。

乱視の矯正が出来ない
 素材の柔らかさからHCLの様に
 レンズ自体による乱視の矯正は出来ません。
 乱視用のSCLを使用する必要があります。

眼のトラブルに気づきにくい
 SCLはその装用感の良さが仇となり、
 眼のトラブルに気づきにくいと言うデメリットも併せ持っています。
 
 適切なレンズケアと必ず定期的な診療を心掛けましょう。

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ハードコンタクトレンズ(以下HCL)のメリットとデメリット

■メリット

  • 酸素透過性が高い
  • 乱視の矯正が出来る
  • 眼が乾きにくい
  • 取り扱いがしやすい
  • 眼の異常に気づきやすい早期発見

酸素透過性が高い
 素材自体がほとんど水分を含まず、酸素を多く通すため
 レンズが小さく角膜全体を覆うことがないため
 まばたきをすることでレンズ下の涙が入れ替わるため
 
 これらの要素によって角膜に多くの酸素を届けることが出来るのが
 HCLの大きなメリットですね。

乱視の矯正が出来る
 レンズ自体が硬いため角膜乱視の矯正が可能です。
 乱視の原因となる角膜の形状異常などをレンズ自体で
 押さえ込むことで乱視の矯正が出来るのも
 HCLならではのメリットですね。

眼が乾きにくい
 SCLと比べて角膜を覆い隠す部分も少ないため
 比較的渇きは少ない傾向にあります。
 
取り扱いがしやすい
 レンズそのものが硬いため、変形する事がないため
 付け外しの際などの取り扱いがしやすいです。

眼の異常に気づきやすい
 HCLはその安全性の高さが何よりの大きなウリと言えます。

 眼に傷がついたりなどの眼の異常を感知しやすいため
 早期発見に非常に有用です。
 
 HCLを選ぶことは眼の健康を守るための
 最大のメリットと言えるでしょう。

■デメリット

  • 装用感に慣れが必要
  • SCLと比べると脱落しやすい
  • 種類が少ない

装用感に慣れが必要
 素材が硬いため初めてHCLを装用した時には
 その「異物感」はSCLの比ではありません。
 
 その感覚に慣れていければじきに馴染むものです。
 ゆっくりと1~2週間ほどかけて慣らしていきましょう。

SCLと比べると脱落しやすい
 まばたきをした弾みで不意に外れてしまう事もあります。
 こちらも素材が硬いために起こりやすいデメリットと言えるでしょう。

 落としたコンタクトレンズを見つけるのはまさに至難の技です。

種類が少ない
 残念ながらHCLでは使い捨てタイプはあまりありません。
 HCLの平均使用期間はおよそ2~3年とされています。
 毎日のレンズケアをしっかり行うことでコストパフォーマンスは
 圧倒的に高くなります。

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まとめ

裸眼に比べればどちらも眼の渇きは生じるものですが、
SCLの方がサイズが大きく、本来涙の溜まる部分にまで
レンズが占拠してしまい涙の膜が薄くなることで
より渇きを感じやすい傾向にあります。

乱視の度合いや涙の量には個人差がありますので
クリニックで眼の状態に合わせて処方してもらいましょう。

一長一短ありますが眼の健康を第一に考え、
それぞれのライフスタイルに合わせて選びましょう。

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